【2025年特別企画】大阪・関西万博ポーランドパビリオンでの記念コンサート


※画像をタップすると演奏動画(YouTube)へジャンプします。


大阪・関西万博のポーランドパビリオンにおいて、ポーランド投資・貿易庁様主催によるショパンランドコンクールの入賞者によるコンサートを開催しました!
The concert performed by the prize winners of the ChopinLand Piano Competition in 2024 at the Polish Pavilion at the World Expo was held in Osaka in 2025. This concert was organised by PAIH(Polish Investment and Trade Agency/Polska Agencja Inwestycji i Handlu).

公開日:2024.5.7
最終更新日:2025.05.22

開催レポート


2025年5月5日、「こどもの日」。2024年度のショパンランドコンクール入賞者から選ばれた5名が、ポーランド投資‧貿易庁主催の大阪‧関西万博のポーランドパビリオンで行われたコンサートに出演。今年の課題曲を含むポーランドの作曲家による作品を熱演し、ポーランドの音楽大使のような存在感を放ちました。

館長マルタ・ジェリンスカ氏を表敬訪問
コンサートに先立ち、出演者一同はポーランドパビリオン館長のマルタ・ジェリンスカ氏を表敬訪問。
ジェリンスカ館長からは、ポーランドのジュース「コンポート」をふるまっていただき、温かい歓迎の言葉とともにコンサートへの激励をいただきました。
また、ショパンやポーランド文化にまつわるお話を交え、出演者との間に和やかな交流の時間が広がりました。

パビリオンの館内ツアー
その後のパビリオンツアーでは、ポーランドの最先端技術や豊かな文化に触れることができました。
アイデアや画期的なイノベーションを紹介する「創意の園」やポーランドで愛用されてきたハーブの紹介、ショパンの生家付近で育った柳から作られたポーランド舞踏のリズムに合わせて音を奏でる展示楽器「オーラ」など、伝統と革新が調和した展示物の数々に、わくわくが止まらないひとときを過ごすことができました。

昼食には、可愛らしい食器に盛りつけられたポーランド料理がふるまわれ、まるで現地を旅しているような気分で味わうことができました。ピエロギやビゴスなど、どのお料理もとても美味しく、温かなおもてなしに感動し心もお腹も満たされました。


入賞者記念コンサート
プログラムは、ショパンをはじめ、ゴンシェニェツ、クルピンスキ、レシェティツキ、パデレフスキといったポーランドの作曲家による作品。
若きピアニストたちによる情感あふれる演奏が、ほぼ満席となったパビリオンのコンサートホールを満たしました。
音楽を通じて時代と国境を超える豊かな響きが広がり、若い才能の躍動とともに、ポーランドと日本を結ぶ文化の架け橋となりました。
写真:Filip Tarasiuk / ポーランド投資・貿易庁(PAIH)

プログラムは下のボタンより、演奏者のプロフィールとともにご覧いただけます。環境に配慮し、紙のプログラムの配布はいたしませんでした。

プログラム・演奏者プロフィール

演奏動画は下のボタンよりご覧いただけます。
演奏動画



感想
ご出演いただいた5名の皆さまに感想をお伺いしました。
パビリオンでの演奏について
♬万博という特別な舞台で演奏できたことは、本当に貴重な経験でした。会場はお客様との距離がとても近く、あたたかい空間で、とても心地よく演奏させていただきました。響きもとても素敵で、1音1音を丁寧に聴きながら演奏するように心がけました。

♬ポーランドパビリオンでの演奏はショパンの故郷であるポーランドを感じ、その音楽文化に触れながら自分の音を届けられるという貴重な体験だったため、来場して下さった方とポーランドの音楽でつながることができ、心から嬉しく感じました。

♬会場の雰囲気や装飾は、凄くオシャレで洗練された会場でした。緊張しながらも集中して演奏しました。

♬万博という機会に木の香りや温もりのある素敵なホールで演奏させていただけたことが一生心に残る素敵な思い出になりました。客席と近く、温かい雰囲気の中で安心して演奏できました。

♬ポーランドの方々に、直に演奏を聴いていただくということでとても緊張しましたが、演奏後、温かい拍手をいただくことができ、館長が笑顔で肩を抱いてくださって、とても嬉しかったです。音楽は言葉を越えて伝わるということを実感した瞬間だったと思います。

印象深かったこと
♬展示やポーランド料理を通して、ポーランドの文化に触れられたことがとても新鮮で楽しかったです。こうした異文化との出会いを、今後の演奏にも活かしていきたいと思います。

♬ポーランドパビリオンは、どのブースも視覚的に惹きつけられるだけでなく、実際に触れることで体験できることもあるなど、創意工夫がなされ、老若男女誰にとっても魅力的だと思いました。

♬一番感慨深い出来事は、帰宅する私に、館長さんが走って来てくれ、ハグして挨拶してくださったことです。いただいた言葉、あたたかさ、すべてが励みになりました。

♬温かいおもてなしに感激いたしました。ポーランド料理もどれも美味しく、可愛い食器でまるでポーランドにいるかのような雰囲気でお食事をいただきました。

♬館長さんのあたたかいお言葉とコンポートをいただき、ポーランドについて対談した事がとても思い出深いです。ショパンや他の作曲家の故郷であるポーランドの文化やリズム、食など沢山のおもてなしや展示によりポーランドの魅力が更に分かりました。

♬展示での体験を通して、ポーランドでは五感をたくさん使って音や香りを味わうことや、自然の風景から受けるイマジネーションを大切にしていて、そして、それを詩や音楽などの作品に活かしているのかなと感じました。私も、もっと五感を使って物事を深く感じ、そして、自分が感じた気持ちをより大切に表現していきたいと思いました。

♬当日は、子どもの日ということで、館長さんに「子どもが一番の主役」としてお祝いしていただき、嬉しかったです。温かく迎えていただき、本当にありがとうございました!

館長マルタ・ジェリンスカ様、ヨアンナ・ガス様をはじめポーランドパビリオンの皆さま、ポーランド投資・貿易庁の皆様、ポーランド料理をご提供くださったコルボスカ・ゴーシャ様、コーディネーターのマルタ・カルシ様、PWM Editionの皆様、本当にありがとうございました!!

ポーランドの作曲家による作品を学ぶ当コンクール、今年も6月5日(木)よりお申し込みを開始いたします♬
世界3大ピアノコンクールの1つ、ショパン国際ピアノコンクールが開催される今年、ショパンの故郷・ポーランドの作品を学んでみませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております!

プレスリリース配信
当コンサートについて、プレスリリースを配信しました。記事全文は下のボタンよりご覧いただけます。
プレスリリース記事全文 ※PR Times様のWebページへジャンプします。

コンサート概要

◆主催:ポーランド投資・貿易庁(PAIH)
◆開催日時:2025年5月5日(月・こどもの日) 17:00開演
17:30と記載しておりましたが、正しくは17時開演となります。お詫びして訂正申し上げます。
◆会場:大阪・関西万博 ポーランドパビリオン内 コンサートホール
◆対象・人数:2024年度入賞者より5名をご招待
◆対象部門:小学3・4年部門、小学5・6年部門、中学部門、高校~一般B部門
◆出演:梶田彩衣、木暮凛音、八代麻友、吉田知史、米田彩乃
◆演奏曲:2025年度課題曲を含む、F.ショパン・I.J.パデレフスキ・M.ゴンシェニェツ・K.クルピンスキ・T.レシェティツキの作品。

備考
ポーランドパビリオンの展示見学とコンサートご入場については、大阪・関西万博の公式ホームページや、 ポーランドパビリオンのSNS公式アカウント等でご確認をお願いいたします。


※なお、2024年度の「受賞者レセプション&コンサート」につきましては、2024年11月5日(火)に駐日ポーランド共和国大使館にて開催いたしました。
ご参加いただいた受賞者の皆さま、誠にありがとうございました。

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